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クリニックの内装に関わる業者の種類とは?設計会社・施工会社・内装会社・工務店って何がどう違うのか?

クリニックの内装に関わる業者の種類
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クリニックの内装を進めていこうと考えた時に、設計会社・施工会社・内装会社・ハウスメーカー・工務店など様々な業者の名前を聞くことがあるかと思います。今回は、各内装関連業者の形態や特徴や業者の選ぶ時の注意点などを紹介します。

そもそも内装工事とは?

内装工事とは、建物内に間仕切りを建てたり、壁や床、天井等の表装を仕上げる工事の他、建物内の設備工事を含めた工事が内装工事になります。

【内装工事項目例】

  • 間仕切り壁の設置
  • 床上げ工事(床上げが必要な範囲のみ)
  • 壁、床、天井の表装仕上げ
  • 家具製作、設置
  • 電気設備(メーター、分電盤、照明、スイッチ、コンセント、その他配線工事)
  • 給排水設備(メーター、トイレ、手洗い、その他配管工事)
  • ガス設備(メーター、コンロ、乾燥機、その他配管工事)

建築工事は、建物自体を一から建築する工事なので、内装以外の工事になります。詳しくは、本コンテンツの「建築から頼む場合は?」でお話します。

クリニックの内装でよく聞く業者の種類

クリニックの内装業者の種類は、大きく分けて「内装設計・デザイン会社」「施工会社」「設計施工会社」の3つに分けられます。またその3つに加え時々お話にあがる「工務店」のそれぞれのポイントを紹介します。

内装設計・デザイン会社

内装設計デザイン会社は、主にレイアウトや全体の設計から内装のデザインまでを行う会社になります。内装を凝ったデザインにしたい場合や、その会社の過去の実績から似たような雰囲気を希望したい場合等は、設計デザイン会社に依頼することが多いです。

何件も実績がある場合、使い勝手や注意点等を理解している為、相談しやすくスムーズに進めることができます。

しかし、工事まで請け負ってくれるかどうかで金額の差が大きく出てきてしまいます。設計と工事が別になってしまった場合、工事の10%~15%程度の設計費がプラス別途でかかってしまうので注意が必要です。

施工会社

施工会社は、その工事の設計書を元に必要な資材や職人等の人材を集め、期間内に工事を完了させる会社になります。施工に特化した会社になるので、資材を安く仕入れたり、優秀な職人を雇っている事が多いので、施工精度が高いことが強みです。

現場の施工工程管理にも力を入れている為、安心して工事を任せることができます。

しかし、デメリットとしては、施工に特化している会社なので、設計書を設計会社に手配する必要があります。この場合、設計費用も別途かかってきます。

内装設計施工会社

設計施工会社は、先ほど紹介した通りの設計会社・施工会社それぞれの対応内容を、まとめて行える会社のことです。すべてまとめて対応しているので、相談しやすくスムーズに進められるだけでなく、金額面のデメリットも解消できます。

エニシスの「E-コンペ」サービスの登録会社は、設計施工会社や内装設計であっても工事まで請け負える企業のみを紹介しているので、設計会社と施工会社それぞれに費用が掛かってしまう心配はございません。

工務店

工務店は内装だけでなく、一般住宅や建設、リフォーム等の幅広い工事を行う業者になります。内装工事でデザイン設計も行っているので、デザイン・設計・施工を一括で依頼できるのが利点になります。

しかし、工務店に依頼する懸念として、その内装工事にどれくらいのクリニックの実績があるのか注意をしなければなりません。

工務店は、主に住宅をメインで行っている会社が多い為、クリニックの実績がない会社だとクリニックの内装に必要な専門的な知識がなく、そもそも請け負ってくれない場合や、請け負った場合でも様々なトラブルが起きる可能性があります。依頼をする前に、実績を確認することが大切です。

建築から頼む場合は?

ここまで内装の工事会社についてお話してきましたが、建物をたてる所から依頼する場合は、内装業者ではなく、建築業者を探す必要があります。

内装工事では、建築物の内部を工事するのに対し、建築工事では建物をゼロからたてる工事が目的のため、対応出来る資格や許可が全く異なります。内装業者であっても、建築案件が対応可能な企業もありますが、探し方として、建築から依頼する場合は、建築業を事業として行える業者を選定する必要があります。

種類としては、「建築会社」「工務店」「ハウスメーカー」などがあります。これらは内装まで施工してくれる業者もいるので、確認してから依頼することをおすすめいたします。

外装や看板を頼む場合は?

外装や看板も内装業者に頼む場合はほとんどですが、外装看板を請け負っていない業者もありますのでその場合は専門の業者に頼まなければなりません。

種類メリットデメリット
内装業者・内装のデザインと合わせて製作可能
・内装業者で一括工事になるので、追加の費用がかかる。
・相見積もりが取れないため、相場がわからない。
別の専門業者・専門の業者なので、慣れており施工精度が高い。・内装のデザインと雰囲気をそろえるのであれば、新たに密な打合せが必要になる。
・デザイン施工費が追加でかかる。

上記のようなメリット・デメリットがありますので、注意して依頼しましょう。

建築・内装・外装業者を選ぶ時の注意点

それぞれの業者の説明は以上になりますが、各業者に共通した注意点として、保証サービスやメンテナンスアフターサービスがあるかどうかが重要になります。

内装では、内装工事が完了し、引き渡しが終わった後で不具合が生じたり、壁紙はがれ等の補修が必要となる場合、この保証サービスで対応してもらうことが出来ます。保証期間もそうですが、どこまでは無償で対応してもらえるか、連絡はどのような方法になるか等事前に確認し把握しておきましょう。

これらを理解したうえで、様々なことに注意しながら各業者に依頼しなければならないのは、とても大変です。

エニシスでは、建築・内装の登録会社の中から3社を選び、コンペを開催する「E-コンペサービス」を展開しています。「E-コンペサービス」では、設計デザインから施工までを行う実績のある会社を登録しており、どの会社もアフターサービスを行っている会社になりますので安心して依頼することが出来ます。また、内装案件だけでなく建築案件もコンペ開催が可能です。

お選び頂いた3社がそれぞれ、デザイン・レイアウト・見積りでプレゼンを行う為、比較しやすくスムーズに進めることが出来ます。

建築・内装会社の他に、外装や看板会社の紹介、リフォーム会社のご紹介など、クリニックに特化した各会社の紹介も可能です。

クリニックの建物にまつわるお悩みごとなどあればお気軽にご相談ください。

E-コンペサービス」については下記動画でも、サービス内容を分かりやすく紹介しています。
動画で分かる「E-コンペサービス」

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