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クリニックの内装工事を安くしたい!コストを抑えるためのポイント

クリニックの内装工事を安くしたい!コストを抑えるためのポイント
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内装コンペの開催や、内装計画のサポートをしておりますエニシスです。今回は『クリニック内装費用を抑えるポイント』をいくつかご紹介したいと思います。

内装にかかる費用の相場について

内装にかかる費用の相場は、分野や導入機器、設備によって変動します。また、工事に入る前がスケルトン状態(※1)や飲食店、事務所等の医院以外の店舗が入っていた場合にも金額は大幅に変わってきますが、おおよその坪単価は40~60万前後になります。

(※1)スケルトン状態:建物の構造部分以外のものを取り除いた状態のこと。内装設備がない状態です。

しかし、前のテナントの私物や間仕切りが残ったままだと解体が必要になりその分費用がかさみますし、トイレや空調の状態が良くそのまま使用できるとしたらその分費用が安くなります。坪単価はあくまで目安になりますので、物件の引き渡し時の状態をしっかりと調査し、見積は専門業者に依頼することが大事です。

内装費用を安くするためのポイント

次に、内装でかかる費用を抑えるポイントをいくつかご紹介いたします。

  • 居抜き物件を探す
  • 内装材や仕様の変更でコスト調整をする
  • 自分でできるものは自分で手配する

それぞれ詳しく紹介していきます。

居抜き物件を探す

内装費用を抑える方法は様々ありますが、その中でも大幅に費用を抑えることが出来るのが「居抜き物件(※2)」です。

(※2)居抜き物件:前のクリニックの設備や、間仕切りがそのまま残った状態のこと。

クリニックの設備は、飲食店やアパレル店等と違って配管が特殊ですので、水廻りの設備が残っているとかなり費用を抑えることができます。他にも、クリニックの居抜きであれば、吊戸棚やカルテ庫等の造作家具やエアコン設備なども残っている場合もあるのでその分が格安に抑えることが可能です。

しかし、内装イメージを変更するにあたり、クロスや床などの仕上げ意匠はやり直しが必要になります。また、居抜きで初期にかかる内装費用抑えられても、設備のメンテナンス頻度が高くなってしまったり、交換工事などが必要になる可能性もありますので注意が必要です。

内装材や仕様の変更でコスト調整をする

内装材の変更ですが、本物のタイルではなく化粧板や塩ビタイル等といったプリントされた素材に変更したり、クロスを量産クロスに変更、収納棚の扉を無くす等、細かな仕様変更で費用を抑えることができます。

家具等のオーダー品もなるべく既製品にした方が費用を抑えることができますが、クリニックのグレードを下げたくないという方は、患者さんから見えないところを既製品にしたりと使い分けることで調整することもできます。

ここでは、専門の内装設計者と密に打合せすることが大切です。

自分でできるものは自分で手配する

待合や院長室、スタッフルーム等の事務机や椅子、ごみ箱やワンポイントで使用するディスプレイ小物等は、業者を挟んでしまうと手数料等が追加され定価より高くなってしまいます。

業者に頼むことで、自分で探す手間やデザインの統一感が出せるなどのメリットもありますが、コストを抑えることを優先したい場合は、サイズや色味などは内装業者に相談して自分で手配することをおすすめします。

内装費用を抑えたい時に最も重要なこと

費用を抑えるポイントを一部ご紹介させていただきましたが、ここで注意していただきたいのが、1社だけにお問い合わせ相談をして進めてしまうことです。1社だけだと相場からどれくらい高いのか安いのかが分からず、もう少し費用を抑えることができるにも関わらず、結局高いまま契約してしまう可能性があります。

それを回避するためには「相見積もり」をすることが必要になります。複数の業者から見積もりを依頼し比較することで相場を知ることができますし、どの業者が一番安く出来るか明確にすることができます。

しかし、最初に提示された金額だけで判断してしまうと、後から追加でコストがかかってきてしまう可能性があるので、実績やアフターフォローがあるかどうか等を確認し、信頼できる業者を選定しましょう。

以上のように費用を抑えるのに様々なトラブルや注意すべき点がまだまだたくさんあります。

エニシスでは、複数の設計施工会社から3社を選び、コンペを開催する「E-コンペサービス」を展開しています。参加している設計施工会社は、すべて審査を通過した信頼できる業者を登録しておりますので、安心して依頼することができます。

また、選定いただいた3社でコンペを行いますので、相見積もりはもちろん、ラフの平面図やパース図でプレゼンをしていただけますので比較がしやすく、選定後もスムーズに進めることができます。

これから内装の設計施工会社を探されるようでしたら、まずはお気軽にご相談ください。

E-コンペサービス」については下記動画でも、サービス内容を分かりやすく紹介しています。
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